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ニーム・カロリ・ババは、中央インドのアクバルプールの小さな農村にある
ラクシュミー・ナーラーヤナ・シャルマーに生まれました。ニーム・カロリ・ババは多くの
名前で知られていますが、これはインドでは珍しいことではありません。ほとんどの帰依者はシンプルに「マハラジ」と呼んでいます。
マハラジは1910年か12年、おそらく10歳か12歳のときに、ひとりでアクバルプールを離れたようです。伝えられるところでは、彼はグジャラットのバヴァニアに行き、湖のそばの小さな寺院で暮らしました。そこで、女性のプージャーリー(祭司)に世話をされたようです。のちに彼はニーム・カロリで何年も暮らすようになりました。そして、ほかにもインドのさまざまな土地で過ごし、1973年に肉体を離れました。
マハラジは少なくとも108の寺院を建立し、何百万もの人びとに食物をあたえま
した。政府や組織の代表者に助言をしたり、いわゆる“奇蹟”をおこないました。また、現在のアメリカ社会にも影響をあたえ、無数の苦しむ人たちの人生に恩寵
をもたらしました。そのあいだ、「一般の人びとの目」からは身を隠して
いました。
マハラジは17歳になるまでに「すべて」を理解したと思われています。これは、
私たちにとっては実際には理解不能な知識を意味していると思われます。それは、
すべてである知識、バガヴァンの知識、神の知識です。マハラジは何ひとつ所有せ
ず、それでいながらすべてをもっていました。
1960年代の終わり頃に、ババ・ラム・ダスとして知られているアメリカ人が、
ニーム・カロリ・ババについて語った本を書き、何百人もの西欧人がマハラジの
ダルシャンを受けにいきました。本のなかで語られているように、マハラジはとらえどころのない存在でしたが、それでも多くの西欧人が会うことを許されま
した。彼らはその逸話を語っていますが、それらは愛や恩寵、遊戯(リーラ)、
そして、なによりも畏怖といった驚異の物語です。
今日、三種類のマハラジが存在しているようです。第一は、歴史上のマハラジ
です。このマハラジは誕生し、時間のなかで「痕跡をたどることができる」人生
を送りました。第二は、「形態をもたない」マハラジです。このマハラジは、私た
ちがおそらくは自分の「内なる」次元でつながることができる存在です。第三に、
「いま」も形態をもって存在するマハラジがいます。このマハラジを見たり、体
験したという報告がなされています。このマハラジは、実際には決して死ぬ
こと がありません。それは「タイム・トラベラー」としてのマハラジなのです。この
マハラジについて、また彼の世界に対する影響については、私たちはまだ学びは
じめたばかりです。
マハラジはたくさんの人びとに教え、そのような教えは現在も継続しています。
この教えは非常に微細だったり、文字どおり頭を一撃するようなものでした。マ
ハラジの教えは完全に個人的なもののようです。個々の帰依者が必要な答えや助
けを、いちばん適したかたちであたえられました。人びとが思い出す と、マハラジは彼らのところに駆けつけ、助けたり、守ったりしてくれるのです。
これは現在でもつづいているようです。
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